

六芒星という図形を目にしたとき、「どんな意味があるのだろう?」「少し神秘的で難しそう」と感じたことはありませんか。
実は六芒星は、古くから調和・統合・守護を象徴する形として、世界各地で大切に扱われてきました。
そして曼荼羅の世界では、この六芒星が心を整え、内と外をつなぐ図形として使われることもあります。
この記事では、六芒星の意味や歴史を基礎から解説しながら、曼荼羅やスピリチュアルな視点、そして日常への取り入れ方までを丁寧に整理します。
「知識として理解したい人」も「感覚として感じてみたい人」も、どちらにも役立つ内容を目指しています。
・籠目模様との関係と日本的な守りの感覚
・曼荼羅やスピリチュアルな視点での捉え方
・暮らしへの取り入れ方と体験からの気づき
目次
六芒星とは何か|形と基本構造を押さえる

六芒星とは、正三角形を上下に重ねた形でできる星形の図形です。
六つの頂点を持ち、中央には六角形が生まれるのが特徴です。
この構造は偶然ではなく、対になる要素が重なり合うことで一つの形になることを視覚的に表しています。
六芒星の成り立ちと幾何学的な特徴

六芒星は、上向きの三角形と下向きの三角形が組み合わさっています。
上向きは「天・精神・能動性」、下向きは「地・物質・受容性」を象徴するとされ、両者が重なることでバランスの取れた状態を示すと考えられてきました。
六角形・星形六角形との違い

六芒星と混同されやすいのが六角形や星形六角形です。
六芒星は「重なり」によって生まれる形であり、単なる多角形とは成り立ちが異なります。
六芒星が持つ意味と象徴

六芒星は、単なる装飾ではなく、意味を込めて使われてきた象徴的な図形です。
調和・統合・バランスを表す理由
上下の三角形が一つになる六芒星は、次のような相反するものの調和を表すとされます。
- 男性性と女性性
- 精神と物質
- 内面と外側の世界
これはどちらかを否定するのではなく、両方を認めて共に存在させるという考え方です。
曼荼羅を描いていると、「きれいに整えたい」「完璧に仕上げたい」という気持ちと、「今のまま自由に描きたい」「崩れてもいい」という気持ちがぶつかることがあります。
六芒星を描いたとき、その感覚がはっきりしました。線はきちんと引いているのに、色は感覚のまま。
整えることと、委ねること。どちらかを選ぶのではなく、両方あっていい。六芒星の形は、そんな自分をそのまま受け止めてくれるようでした。

相反する要素を結ぶ象徴としての六芒星
六芒星が「統合」の象徴とされるのは、対立するものを線でつなぎ、中心に一点を生む構造にあります。
この中心は、曼荼羅では「本質」や「意識の核」とも重なります。
歴史と文化から見る六芒星

六芒星は特定の宗教や国に限らず、世界各地で長い歴史を持つ図形です。
世界各地に見られる六芒星
古代から中世にかけて、六芒星は建築・装飾・護符などに用いられてきました。
中世ヨーロッパやイスラム圏では、六芒星は建築の装飾模様としても多く用いられました。
教会やモスク、床のモザイク、天井装飾などに描かれた六芒星は、単なるデザインではなく、
-
空間を整える
-
神聖な秩序を可視化する
-
場を守る
といった意味を持っていたと考えられています。
規則正しく安定した形である六芒星は、「乱れのない世界」「完全なバランス」を視覚的に表すのにふさわしい図形だったのです。
日本の籠目紋と六芒星の関係

日本では、籠目(かごめ)模様が六芒星と深く関係しています。
竹籠の編み目に現れるこの形は、魔除けや結界の意味を持つとされてきました。
籠目模様は、竹籠など日常の道具から生まれた形で、「中にあるものをやさしく包み、整える」感覚が、日本人にとって自然な守りのイメージにつながってきました。
完全に遮るのではなく、境目をつくって安心できる場を保つ——そんな日本的な守りの象徴といえます。
私自身、曼荼羅アートを描くようになってから、神社や和柄の中にある籠目模様に自然と目が向き、どこか心が落ち着く感覚を覚えるようになりました。

魔除け・護符として使われてきた背景
魔除けという言葉から、強い力や怖いイメージを連想する方もいるかもしれません。
けれど本来の魔除けは、何かを攻撃したり排除するためのものではなく、場や心を整え、安心できる状態を保つための“お守り”のような存在でした。
籠目模様や六芒星も、不安を煽るものではなく、「ここは大丈夫」「落ち着いて過ごしていい」というやさしいサインとして受け取られてきた形なのです。
六芒星の意味を知り曼荼羅として活かす

ここでは取り入れやすい活用法についてご紹介します。
六芒星の象徴を曼荼羅の構造に落とし込む
六芒星は「上向きの三角形(天・精神・意識)」と「下向きの三角形(地・肉体・現実)」が重なり合うことで生まれる形です。
この構造は、曼荼羅が持つ「中心から調和が広がる世界観」と非常によく似ています。
曼荼羅として六芒星を活かす場合は、
-
中心点=自分自身・意図
-
上三角=理想・願い・精神性
-
下三角=現実・行動・日常
というように役割を意識すると、内面と現実を結ぶ曼荼羅として深みが増します。
ただ形を描くのではなく、「どこに何を込めるか」を考えることが、六芒星曼荼羅の大きなポイントです。

円だけで描く曼荼羅よりも「内側と外側がつながる感覚」が強くありました。
上下の三角を意識しながら描いていくと、
気持ちが自然と落ち着いて、思考が整理されていくような時間になります。
調和と統合を意識した六芒星曼荼羅の描き方

六芒星は「相反するものが一つになる象徴」とも言われます。
光と影、男性性と女性性、動と静――
こうした二極が統合されるイメージを持ちながら描くと、曼荼羅はより内省的な作品になります。
描くときは、
-
片方の三角だけを強調しすぎない
-
線の太さや色のバランスを意識する
-
中心から外へ、ゆっくり整えていく
といった点を意識すると、見た目にも心にも「整う感覚」が生まれやすくなります。
完成度よりも、描いている時間そのものを味わうことが大切です。

上の三角だけ、下の三角だけと一気に描かず、
上下を交互に描くようにしています。
そうすると不思議と、どちらかに偏らず、
自分の中のバランスを確かめるような感覚になるんです。
六芒星曼荼羅を日常に取り入れるヒント
完成した六芒星曼荼羅は、鑑賞するだけでも意味がありますが、日常に取り入れることで象徴性がより身近になります。
たとえば、
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手帳やノートの表紙に描く
-
瞑想や気持ちを整えたいときに眺める
-
願いごとを書き添えて飾る
など、使い方は自由です。
六芒星曼荼羅は「魔除け」や「お守り」というよりも、自分の中心に戻るための目印として取り入れるのがおすすめです。

頭の中が忙しいと感じたときに、
六芒星の形を眺めたり、簡単に描くだけでも気持ちが整います。
完成させることよりも、「中心に戻る時間」として使っています。
まとめ


意味を学ぶことで安心できて、
描いたり眺めたりすることで心が静かになる図形です。
正解を求めるのではなく、
そのときの自分の感覚を大切にしながら向き合うことで、
自然と内側に意識が戻ってくるように感じています。

六芒星は、「知識として理解すること」も「感覚として味わうこと」もできる図形です。
自分の内側と静かにつながる時間が生まれます。
ぜひ、あなた自身の感覚で、六芒星と曼荼羅の世界を体験してみてください。














みなさん、六芒星って知っていますか?